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ROCK離れ?

BAND-MAIDのNEW SINGLE START OVERがオリコンチャートで
7/24付デイリーチャート 初登場14位
7/23~29週間チャート   初登場16位
推定週間売上枚数 5788枚

この数字だけ見ると前アルバム「WORLD DOMINATION」より低い結果に終わった

言うまでもなく、BAND-MAIDはまだマイナーな存在なので
発売週の売上枚数がそのCDの売上枚数とほぼ同じ
つまり若干語弊はあるが、ファンしか購入しない。

もちろん今はDLやストリーミングで楽曲が買える時代なのでCD売上が全てではないのだが
大きな目安になることは間違いない

START OVERの売上は惨憺たる結果だがこれについては別に書くかもしれないが
今は置いておく

さて、同週の初登場1位は嵐の夏疾風 売上枚数は実に47万枚
2位は東方神起のRoadで一気に下がって86500枚くらい
そして3位が RoseliaのR 売上枚数は32300枚ほど。
これは初登場5位のポルノグラフティーのプレスの売上枚数を1万2000枚程度上回っていいて、オリコンのROCK部門週間チャートで1位になっている



話は変わるが、20代から30代の人たち何人かに「ROCKって聴く?」と聞いてみると
僕の周りでは「ROCKは聴かない」とか「ROCKってどういうのかわからない」という答えが多く返ってきた
しかし、よくよく話してみるとB'zやGLAY、サザンは知っているし、もちろんOne OK RockやRADWIMPS、MAN WITH A MISSIONなどは当然聴くのだ。

元々、音楽をジャンル分けすることはナンセンスかもしれないが、つまりはジャンルフリーで音楽を聴いているということなのだろうか?

これは僕は

NO!

だと思う。

従来のROCKだのPOPSだのといったジャンルには囚われていないということではないだろうか。



結論を言うと、今は多くの人が音楽を選ぶ時に演奏力や楽曲の良さを重要視していない
まずは

アニソンかアイドルの曲か

これで大きく篩に掛けられる

つまりは耳ではなく目で音楽を選んでいく
この篩にこぼれたら次は耳馴染み
演奏力や楽曲の良さは二の次なのだ。

ROCKだのPOPSだのというジャンルは既に機能しておらず、
アニメとかアイドル、KPOP、V系そしてその他というジャンルが今は横行している。それが現状。
そういったジャンルで篩に掛けられてその中から更に見た目や楽曲といった要素で売上が決まっていく。

良いか悪いか


ではない。事実としてそうなのだ。
オリコンチャートでもカラオケチャートでも如実に物語っている。




いずれにせよROCKというものが受け入れられなくなった訳ではない
それは前出の MAN WITH A MISSION や GLIMSPANKY などがヒットしていることからも言えるし、アニメ(実際はゲーム)とアイドルの良い所取りのRoseliaが売れてる(とはいえ3万枚程度だが)ことからも解る
むしろ、アイドル売りだったガールズバンドの楽曲が少しづつROCKに傾倒しているようにも思う。


自分はROCKファンである前に音楽ファンである
自分が聴いて良いと思った曲はどんなジャンルの音楽でも聴く
そんな自分には今の耳で選ばれずに目で選ばれる音楽シーンはとても悲い。



今から20年以上も昔、
日本の音楽シーンは小室ブームの渦中にあった
ブームが加速するほど小室氏の心に響かない音楽に辟易としたし
聴けば聴くほど小室氏が音楽に真摯に向き合ってない気がして嫌悪すら覚えた
小室ブームは1994年から実に4年以上も続いた



そんな小室ブームより激しく強大な音楽界のアニメ&アイドルブーム
既存のジャンルを取り払い新しい音楽の手法を取り込みどんどん大きくなっているように思う
いつしか小室ブームのように終焉を迎えるのだろうか?
それとも純粋な音楽は今の演歌のように日本の音楽の片隅に消えていくのだろうか?










言い訳!

「はあ!? コイツ何言ってんの?? 
   コイツもBAND-MAIDっていうガールズバンドのファンじゃん」

実にごもっとも。
でも僕がBAND-MAIDと出会ったのはラジオが最初
それも心を掴まれたのは「Thrill」でも「REAL EXISTENCE」でもなく
「Don't Let Me Down」
正直、メイド服とかどうでもいいしガールズバンドというものにもまったくこだわりはない
Don't Let Me Downを聴いてどうしてもライヴに行きたくなってしまった
それだけの説得力を曲、演奏力、そしてバンドの未完成さに感じた
それだけ。

僕は胸を張ってBAND-MAIDは目からではなく耳で惚れたと言い切れる。



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