前出で少しだけ紹介した映画なので、またかよ感があると思うんですが、私事情で。
完全にネタバレになりますのでご注意ください。
主役の女優さんナジャラ・タウンゼントという人なんですが、知り合いに容姿が似た方がいましてその女性に似てますねと言ってしまったんです。
ナジャラ・タウンゼントはアメリカの女優さんなんですが日本では彼女の出演作はほとんど見かけなくてググって出てくるのはこの映画くらい
その知り合いの女性がググってナジャラのゾンビ化画像を見つけて(というかすぐ出るのはゾンビ化画像ばかり)「え?ゾンビに似てるってこと!?」なーんて取られると困るので、こんなところで言い訳がてらに作品の感想なんぞ書いてみようかと。
まあ、実際にその女性とナジャラは僕にとって美しく見える部分が似てると思ったんですし。
ネタバレというかそもそもこの映画ってタイトルが既にネタバレなんですよね。
ある美しい女性がいて、とある理由(後で書きます)でゾンビウイルス(?)に感染してしまって
徐々にゾンビになっていく3日間を描いた映画です。
主役のナジャラ・タウンゼントですが
こんな女性です。
女優さんの見た目としては好みが別れるタイプかなとは思いますが、綺麗な女性ですよね。
繊細で危うい感じしませんか?
なんていうか、意志を持って進んでいるんだけど見ていて危なっかしくて仕方がない。
小柄で華奢な容姿も相まって守ってあげたくなるんだけど、意志が強くて助言は上手く伝わらない。
触れたら壊れそうなほどの繊細さを感じる反面、なかなか自分を出さない感じ。
彼女の心からの笑顔が自分に向けられたらどれほど幸せだろうと思う男性が、ままよと告っては爆死して屍の山が累々と積み上げられている
そんな感じしません?
知人の女性は顔ももちろん似てるんですが、そういう雰囲気というかそう僕が感じるところが似ている。
この映画はそんなナジャラ・タウンゼントありきの映画です。
故に映画の内容としてはそれほど何もないのにヒットしたんだと思います。
監督は主役にナジャラを起用できた時点でこの映画はほぼ成功してると思うんですが、主人公に少し(余計な)味付けをしています。
主人公のサマンサは薬物中毒と自傷から立ち直ろうとしている。そして現在の恋人は女性。
薬物中毒と自傷の過去で繊細で危うい感じを、レズビアンにすることで高嶺の花を強調したかったんでしょうが、これはやりすぎかなと。
ナジャラ自身が繊細な感じも高嶺の花な感じも持ってるのに、そこを強調してしまってるからこの話が特殊な人に起こった悲劇になってしまっている。
もっと普通の女性という設定にしたほうが怖さも凄惨さも出たんじゃないかなと思う。
話を戻すと、
主人公のサマンサは薬物中毒と自傷の過去から立ち直ろうとしている美しい女性
彼女の心の支えは洋蘭の生産者になる目標と恋人のニッキー
目標は遠く、コンテストに応募はしているが出展OKの通知はこない。
恋人とも上手くいっておらず、娘の過去と女性の恋人がいることに理解を示さない母親との2人暮らしもギクシャクして何もかもが上手くいかない日々
そんな折、友人に誘われたパーティーで酔ってレイプされてしまう。
不運が不運を呼び込む訳だが、さらに不幸なことにこのレイプが原因で徐々に身体が腐っていき、3日後にゾンビになってしまうという内容。
そんな内容なのでこの映画が言いたいことがあるはずもなく
薬物に手を出すとゾンビになっちゃうよということでも、セックスはコンドーム着けましょうなんていうことが言いたい訳でもあるはずがない。
ただ単に主人公の美しさと洋蘭の美しさを重ね合わせて美しいものが朽ち逝く美学と、それを行った人間の悪意を描いただけの映画だと思う。
そこの部分では監督の手腕もあって大いに成功している。
余談だが、主人公に片思いしているヘタレ男性は個人的に虫唾が走るくらい嫌な奴で
悪意をばら撒くレイプ犯と同じくらい最低な奴だと感じた。
そういった意味で続編のアフターデイズボディーは半分は気持ちよく見られた。
アフターデイズボディーも次の続編の前振りを残して終わっているので期待したい。
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