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女の穴


 

あらすじ

とある高校の卒業まで半年(つまり9月か10月くらいか)
自分は宇宙人で地球人の子供を身籠ることが使命という女子高生と、その女子高生に妊娠させて欲しいと頼まれる男性教師

片や、ある男子生徒に想いを寄せるゲイの男性教師とそのゲイの教師に想いを寄せる女子高生
そんな

歪んだ純愛・・・な映画


感想

なんでこんなゲスなタイトルを付けたのかな?と思ったんですが、この映画はコミックが原作らしく
原作者の名前からすると女性らしい。
もちろんコミックのほうは読んでませんが、映画のほうはまあ面白かったです。
ただ、映画の後半部分、卒業してからのエピソードはいらないな。

2話構成のオムニバスっぽい作りになってるんですが、主要な人物は4人
1話目のほうが男性教師と自分は宇宙人だという女子高生
2話目がゲイの男性教師とその教師に想いを寄せる女子高生
歪んだ関係の中で揺れ動いていく心がとてもよく表現されている良作でした。


ネタバレ

1話目のほうね。
男ってどんだけバカなんですかね(笑)

倫理的にアウトなのがわかってるのに女子高生の可愛さに負けて引き受ける・・・・・1バカ
女子高生にとってはただの種付け作業なのにSEXの感想を聞く・・・・2バカ
その感想に拗ねる・・・・3バカ
一回やったらすぐ次があると思う・・・・4バカ
種付け作業を引き受けたのに愛のあるSEXを求める・・・・5バカ

これってシチュエーションをちょっと変えれば大半の男性が身に覚えのあるバカっぷりですよね。
その点、女性のほうがドライだなぁ


2話目のほうね
女子高生が本当に小さなことで男性教師を好きになってしまう
ところがその教師は実はゲイで、好きな男子高生がいてその男子高生の机でオナニーしてるとこを女子高生が目撃してしまう。

だいぶ歪んだ設定にはなってますが、全体を通して

上手くいかない恋のほうが多いよね

とうことがテーマになってるんだろうなと。

好きになった男性がゲイでしかも性犯罪に近いともいえる現場を目撃してしまう
心が対応できない女子高生は、その男性教師をいじめることで心の均衡を保つんですが
好きな気持ちが抑えきれずに告白をしてしまう
ところが、相当侮蔑的な言葉で拒絶されてしまう
そしてその復讐のために、その男性教師が見ている前でその男性教師が好きな男子高生を誘惑しSEXを見せつけることで復讐を果たす

これもだいぶ歪んだ設定ですけど、やはり設定を普通にすれば女の子がよくやることだと思う(笑)

男性教師は傷つきながらも「私にはよくあることだから・・・」というんですが、性的マイノリティーだから好きになった相手に受け入れて貰えることなんて極稀な訳で、初めから叶わぬ恋を常にしてるんですよね
でもそれってマイノリティーの人だけじゃなくってノーマルの人もやっぱり同じで
好きな人に好かれることって奇跡というか、やっぱり上手くいかない恋のほうが僕の周りにも世の中にも多いんじゃないかな。
切ないですね!

 





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